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「暗愁」という言葉が聴かれなくなって久しいですが.....。

「暗愁 (an-syu)」と言う言葉をご存知ですか?

「何処からともなくやって来る、言葉にならない不安な気持ち」のことを言う熟語です。
「心が萎える瞬間」を意味しているので、以前記した「フロー」な状態とは間逆の状態とご理解ください。
明治時代に良く使われた言葉です。

人間、年がら年中「ハイ」な心と気分で居るのは無理なのに、この「暗愁」の気持ちを必死で隠して、辛くても作り笑顔をしながら生きてきたのが日本人でした。
ですから、昨今の日本は、自殺者が年間3万人を越える程にまで増えてしまったのだと思います。
もっと、スパ~っと明るく行けばいいのに「カラ元気」ばっかり。
誰にも言えず、打ち明けられないのは、その「不安な何かが」何処からとも無く忍び寄ってくるので逃げようが無いからなのかもしれません。

ですから「暗愁」は、ひたすら隠すのでなく、もっと開けっぴろげに「言葉」としても使わなければいけません。
「暗愁」を心に抱くことは「繊細でしなやかな心を持っている証拠」ですから。

もう少し、この繊細な「精神作用」のことを述べさせて頂きましょう。

例えば、本州の雪は湿った雪で重いので、堅い木が折れたりしないように雪吊りをしますが、竹や柳などのように弾力性がある木にはその造作は必要ないわけです。
木の弾力で、重い雪が積もりに積もっても、自然な「しなり」から雪を払いのけることが出来るわけですが、丁度、この「しなっている」状態が、人間の気持ちで言う「暗愁」です。

ですから、人生で降り積もった雪をはねのける意味からも、自分自身で「今、心がしなっている状態なんだ」と自覚できれば、雪という「重荷」を払いのける事が自ずから、必ず出来るわけです。
「空が落ちてくる」ことなどを心配する必要もなく、また、そんな気持ちすら持たなくなるでしょう。
「心をしならせる」ことが出来れば、本当の元気もスグ湧いてきます。

いつも言うように、「元気」の「元」は全ての物事の総元締めの意味、つまり宇宙の事。
「気」はエネルギーです。
だから「元気」は大宇宙に起因する全てのエネルギーを頂くことを意味します。
だからこそ「元気になる」、「元気で暮らす」、ということはスゴ~イことなんですね。

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(早朝フライト、今日も神々しく朝陽が昇った)

「心」を、そして「気持ち」を「しならせ」て、少しガマンすれば「元気」は必ず湧いてきます。
心のブレイクスルーがここにもまたひとつ完成しました。

厳しい夏も「気合い」だけでなく、「しなやかな気持ちで」乗り切りましょう。
皆さんを応援しています。


Tommy T. Ishiyama