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またまた大きく、月と地球の話です!

2010年、そして2014年と2度起こったチリ沖地震は皆さまの記憶から少し遠のいているかもしれませんが、未だに、パブ仲間の学者連中やお店でお姐さんを装っているお兄さん達が「ねェ!あんたァ!地球の自転速度が速くなったんだって~ェ」などと騒いでいます。

確かに、学者連中の計算では1日の長さの「100万分の1.26秒」速くなったとの結果が出ているそうで、ただ、日々の長さ(1日・24時間)は毎日「1000分の1秒」の範囲内でプラスマイナスがあるわけですが、それも長い年月でみると地球の自転速度は、むしろ徐々に「遅く」なっている傾向があって、100年前と比べると1日あたり「約0.0017秒」、1年間では「0.6秒」自転が遅くなっているのだそうです。

勿論、それらは主に月の引力の影響でそうなっているわけですが、その誤差の時間調整の為に「うるう秒」を設けて修正しているのは皆さんご存知の通りです。

その「うるう秒」ですが「最近あまり話題を聞かないナ~」と思っていたら、1972年から1983年までは毎年1秒をプラスしていたものが、2000年以降は2006年と2009年のたった2回だけ実施されていて、それは勿論、地球の自転の遅れ具合が一定していないのが理由だったわけですが、殆んどの皆さんはてっきり毎年の行事と錯覚していたのではないでしょうか。

24 月と地球.jpg

(ニュージーランドに上がった満月)

ここからは、学者は学者なりの心配事があるようなので、次へ進めましょう。

 

このまま地球の自転が遅くなり、やがて、月の公転周期と地球の自転周期が同じになると、月の引力の影響を地球が全く受けなくなるので大変、、という話なのです。

どんなに大変かというと、現在、1日に1回転している地球が、47日で1回転となる結果、月は1年毎に「3.8cm」ずつ地球から遠ざかって行くわけですから、今の地球と月との距離は1.5倍も遠くなって、見える月の大きさも現在の「3分の2」の小ささになっちゃうし、地球の片側からは常に月が見えるようになる反面、反対側の人には全く見えなくなったり、海の潮の干満も無くなって、、、、。

なんか大変です。

ムーンフェイズ(月の満ち欠け表示)の腕時計を持っている人は、そこに表現される月の満ち欠けを見ながら大昔(現在のこと)に存在した「天体の不思議」を懐かしむしかないことになります。

確実にそうなるのが今から「2300億年後」のことなので、心配性な人はもう今夜から眠れなくなっちゃう?

先日、酔ったついでに先生たちに計算してもらったら、現在の我々は、超スーパーマンなみのスピードで宇宙という空を飛んでいるのと同じでした。

つまり、地球は1日に1回転しているので、我々と地球は「時速1360キロメートル」で回転している計算になります。

早い話が新幹線の4~5倍の速さで走っているのと同じで、そのスピードは赤道に近い人ほど速いわけです。

同じ1回転でも赤道周辺の円周が一番距離があるから、その分、スピードが速いわけですね。

だから引力が一瞬でも無くなると、その瞬間に、地球上の全てのものは宇宙へ全て放り出されるという「アルマゲドン」に見舞われるわけですから怖いのです。 

ますます眠れなくなっちゃう?

そんなスゴイ現実の中で、日々、小さな事を『頑張っている』ということを自覚すると、逆に、自信が湧いてきませんか?

宇宙の片隅の遥か片隅にある、銀河系の片隅の、またまた遥か片隅の、、太陽系のそのまた片隅の地球の上で、アジアの片隅にある日本と言う島の、その片隅の横浜の片隅の、、、はるかな「場末」のバーでそんな遠大な計算をしながらお酒を飲んでいるなんて、なんと「シ・ア・ワ・セ」なことなのでしょう。

 

学者を前に例のお姉さん(?)達が深刻な顔をして最後に質問しました。

「ねェ、ネエ~ッ。あたし達さァ、その時まだ女装してんのカシラ~!??」って、「アナタ、何考えてるの」って感じですが、生きている次元がメチャクチャな人って、かえって癒し系なのかも知れません。

 

Tommy T. Ishiyama